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南陽市東置賜郡医師会
会長 金子 誠

 南陽市東置賜郡医師会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 私たち医師会は、南陽市および東置賜郡地域における医療の充実と地域住民の健康維持・増進を目的に、医療活動を行っております。会員である医師一人ひとりが、地域の皆様の信頼に応えるべく、日々診療にあたるとともに、医療の質と安全性の向上に努めております。
 近年、少子高齢化の進行や医療体制の変化に伴い、地域医療が抱える課題は複雑化しています。こうした中で、医師会の果たす役割はますます重要になっております。私たちは地域に根ざした柔軟かつ継続可能な医療提供体制の整備を強化する必要があると考えております。
 特に重要となるのが在宅医療の充実です。高齢化が進行する中で、「自宅で最期まで過ごしたい」という声が増えています。医師のみならず、訪問看護師や薬剤師、ケアマネジャーなど多職種が連携し、24時間対応可能な在宅医療体制の整備に力を入れております。これにより、患者さんとご家族が住み慣れた環境で安心して療養生活を送れるよう、医師会として全力で支援してまいります。
 また、認知症への対策も地域社会にとって喫緊の課題です。認知症は早期発見・早期対応が鍵であり、医療機関のみならず、地域全体で見守る体制づくりが求められています。私たちは、医療と介護の連携による支援ネットワークの構築、また、認知症フォーラムを通して認知症をより深くご理解いただき認知症になっても尊厳を持って地域で暮らせる社会を目指し、引き続き啓発活動と支援体制の拡充に努めていきます。
 さらに、近年頻発する自然災害に備えた災害時の医療協力体制の強化も不可欠です。地震や豪雨といった有事の際には、迅速に医療支援が行えるよう、災害対応マニュアルの整備や訓練の実施、医師会員による災害医療チームの育成を進めております。地域住民の命を守るため、災害時にも安定した医療提供は私たちの責務です。
 そして忘れてはならないのが、未知の感染症への備えです。新型コロナウイルス感染症の経験から、感染症の拡大に対する早期対応と正確な情報発信の重要性が再認識されました。今後も新たな感染症の出現に備え、行政・保健所との連携を密にし、より迅速な対応が取れるよう平時からの備えを強化しています。地域の皆さまには、医師会を信頼し、必要な情報を冷静に受け止めていただければ幸いです。
 最後になりますが、地域医療を支えるには、医療従事者一人ひとりの努力だけでなく、皆さまのご理解とご協力が何より重要です。また、医師会員の先生方には、日々の診療の傍ら、地域活動や災害医療、在宅医療への参加にご尽力いただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
 南陽市東置賜郡医師会は、すべての人に、安全で、温かく、持続可能な医療の提供をモットーに、地域とともに歩む医療を推進してまいります。引き続き、皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

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